2016年3月に読んだ本は12冊。
まあ、ボチボチといったところ。
上旬に海外出張があり、そこで何冊かまとめて読めた。
落合博満氏が引退後すぐに著した『コーチング』は、その後の現実を思い返してみても、氏の鋭さに感嘆するばかり。
監督としての成功ももちろんだが、今もってブレていない、氏の考え方にはさすがと思わせられるばかり。
あとは『MEKURU』。
キョンキョン特集だが、雑誌とは思えないほどのボリュームと内容の濃さに大満足。
児玉清さんの名著『負けるのは美しく』はズシズシと心に響いてくるものがあったし、たまに読む湊かなえさん作品も良かった。
2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2400ページ
ナイス数:119ナイス
野球道 (ちくま新書)の感想
かつてのKKの相方がこのような状況にあるなか、もう一方のKの著作を手に取る。野球研究の世界の大家との鼎談は、なんとも奥深い。早稲田大学大学院の論文が評価され首席で卒業しただけあって、こちらのKの知識、そして独特の野球感に次第に引き込まれていく。巨人軍は高橋が監督になってしまったが、やはりアマチュア野球を含めてグローバルな視野を持つKにこそ、監督をやってもらい、新しい時代の野球というものを見てみたい。
読了日:3月1日 著者:桑田真澄,佐山和夫
真相 ディープインパクト、デビューから引退まで今だから言えること (競馬王新書9)の感想
誰もが認める史上最強馬ディープインパクト。その彼の一番そばにいた男、池江敏行調教助手が語るディープインパクト物語。かえすがえすも凱旋門賞は残念極まりないが、すでに大活躍中のディープインパクトの子供たちが、必ずや無念を晴らしてくれるであろう。
読了日:3月4日 著者:池江敏行
贖罪 (双葉文庫)の感想
海外出張ということで、ある程度の時間ができ、一気に世界に入れることを見越して持参。そして正解。ある陰惨な事件をきっかけに起きた“罪の連鎖”が淡々と描かれるのは、まさに湊ワールド。やはり面白い。救いがあったような、救いがなかったような、そのあたりは読者自身が判断することなのだろう。他の作品も読んでいきたくなった。
読了日:3月10日 著者:湊かなえ
ジョーカー・ゲーム (角川文庫)の感想
スパイもの、というジャンルは全くの門外漢。人からもらって放置していたが、旅のお供に連れて行った次第。舞台は戦時中。しかも軍隊内の話。それだけでも読みにくそうな感があるが、短編仕立てで上手にまとめている。冷徹極まりない主人公たちのエピソードななかに、どこか人間味を感じて面白く読めた。
読了日:3月13日 著者:柳広司
負けるのは美しく (集英社文庫)の感想
水道橋博士の著作で、その名を知った本作。児玉さんというのは、こんな素敵な人だったのだということを、節々から知った。世に星の数ほど芸能人本はあふれているが、本作に関しては、間違いなく本人が書いたものだと思われる。人となり、男の優しさ、あるいは生き方が、しっかりと伝わる良い作品だった。後半、娘さんの死にまつわる記述は、涙を押さえずにはいられない。家族を大切にした方だということが伝わってきた。
読了日:3月14日 著者:児玉清
コーチング―言葉と信念の魔術の感想
名著である。発行は2001年。近年、ドラゴンズ監督勇退後に出された『采配』もよかったが、本書はその監督就任以前に出された本だ。落合のコーチング論、いや、人生論は、まったくぶれていないことをまざまざと見せつけられる。俺流、あるいは自己中心的とも捉えられがちだが、その実は、あくまでも真面目であり、基本に忠実。ビジネス書としても評価が高いことがうなずける一冊だ。
読了日:3月16日 著者:落合博満
2016 プロ野球オール写真選手名鑑 (NSK MOOK)の感想
開幕前に今年もしっかり予習を完了。名鑑はいろいろ出ていますが、見やすく、情報満載のこの名鑑を今年もしっかり活用していきます。
読了日:3月19日 著者:
最初のオトコはたたき台の感想
今をときめく(?)文春に連載されているコラムをまとめたもの。トイレにおいて、ちょこちょこと読み進めていったが、なかなか面白く読めた。近年の再ブレイク以降、かつての嫌な女感は薄れ、気のいいオバサンといった印象も強いが、親近感を持って読める読み口であった。要所要所に登場する旦那さんが、なんとも味わい深い人間であることをうかがわせる。
読了日:3月20日 著者:林真理子
渡辺恒雄の虚像と実像 (別冊宝島)の感想
稀代の悪党のイメージが強いナベツネ。しかし、その実、一介の記者から成り上がった実力と処世術は、やはり見逃せない。好き嫌いはあれども、人間臭さ満点のナベツネを知るには最適の一冊。批判と称賛のバランスが絶妙だ。
読了日:3月24日 著者:蝶々
ハリウッド・セレブ (学研新書)の感想
発行から少し年が経ってしまっているものの、今日における「ハリウッド・セレブ」に関するあれこれが、実によく理解できる一冊。なんやかんやいっても、結局はみなゴシップ好き。そのゴシップすら肥やしにしてしまうあたりは、さすがハリウッド・セレブといおうか。スケールが大きな話だ。スターたるもの、ゴシップの一つや二つどうってことないし、破天荒な生き方や振る舞いができるのも、スターの才能といっていいのかもしれない。面白く読めた。
読了日:3月25日 著者:千歳香奈子
MEKURU VOL.07 (小泉今日子)の感想
キョンキョン、奇跡の大特集とあって即買いしたが、存分に楽しませてもらった。自宅での撮影も含めてインタビューは最高。写真で知ったが、中南海、喫ってんだな。関係者のインタビュー、寄稿も、いずれも内容が濃い。大満足です。
読了日:3月27日 著者:ギャンビットパブリッシング
昭和40年男 2016年 02 月号 [雑誌]の感想
特集は、タイガーマスク。昭和40年男ならぬ「昭和47年男」のワタシだが、子供の頃の思い出が存分によみがえり、非常に楽しめた。原作の魅力もさることながら、やはりなんといっても、初代タイガーマスクはあまりにも鮮烈だった。佐山サトルのインタビューもよかったし、そのライバル、虎ハンター小林邦昭のインタビューも最高だった。特集以外の記事では、UWFの物語、あとは日産シルビアを巡る話も面白かった。
読了日:3月28日 著者:
読書メーター
まあ、ボチボチといったところ。
上旬に海外出張があり、そこで何冊かまとめて読めた。
落合博満氏が引退後すぐに著した『コーチング』は、その後の現実を思い返してみても、氏の鋭さに感嘆するばかり。
監督としての成功ももちろんだが、今もってブレていない、氏の考え方にはさすがと思わせられるばかり。
あとは『MEKURU』。
キョンキョン特集だが、雑誌とは思えないほどのボリュームと内容の濃さに大満足。
児玉清さんの名著『負けるのは美しく』はズシズシと心に響いてくるものがあったし、たまに読む湊かなえさん作品も良かった。
2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2400ページ
ナイス数:119ナイス
野球道 (ちくま新書)の感想
かつてのKKの相方がこのような状況にあるなか、もう一方のKの著作を手に取る。野球研究の世界の大家との鼎談は、なんとも奥深い。早稲田大学大学院の論文が評価され首席で卒業しただけあって、こちらのKの知識、そして独特の野球感に次第に引き込まれていく。巨人軍は高橋が監督になってしまったが、やはりアマチュア野球を含めてグローバルな視野を持つKにこそ、監督をやってもらい、新しい時代の野球というものを見てみたい。
読了日:3月1日 著者:桑田真澄,佐山和夫
真相 ディープインパクト、デビューから引退まで今だから言えること (競馬王新書9)の感想
誰もが認める史上最強馬ディープインパクト。その彼の一番そばにいた男、池江敏行調教助手が語るディープインパクト物語。かえすがえすも凱旋門賞は残念極まりないが、すでに大活躍中のディープインパクトの子供たちが、必ずや無念を晴らしてくれるであろう。
読了日:3月4日 著者:池江敏行
贖罪 (双葉文庫)の感想
海外出張ということで、ある程度の時間ができ、一気に世界に入れることを見越して持参。そして正解。ある陰惨な事件をきっかけに起きた“罪の連鎖”が淡々と描かれるのは、まさに湊ワールド。やはり面白い。救いがあったような、救いがなかったような、そのあたりは読者自身が判断することなのだろう。他の作品も読んでいきたくなった。
読了日:3月10日 著者:湊かなえ
ジョーカー・ゲーム (角川文庫)の感想
スパイもの、というジャンルは全くの門外漢。人からもらって放置していたが、旅のお供に連れて行った次第。舞台は戦時中。しかも軍隊内の話。それだけでも読みにくそうな感があるが、短編仕立てで上手にまとめている。冷徹極まりない主人公たちのエピソードななかに、どこか人間味を感じて面白く読めた。
読了日:3月13日 著者:柳広司
負けるのは美しく (集英社文庫)の感想
水道橋博士の著作で、その名を知った本作。児玉さんというのは、こんな素敵な人だったのだということを、節々から知った。世に星の数ほど芸能人本はあふれているが、本作に関しては、間違いなく本人が書いたものだと思われる。人となり、男の優しさ、あるいは生き方が、しっかりと伝わる良い作品だった。後半、娘さんの死にまつわる記述は、涙を押さえずにはいられない。家族を大切にした方だということが伝わってきた。
読了日:3月14日 著者:児玉清
コーチング―言葉と信念の魔術の感想
名著である。発行は2001年。近年、ドラゴンズ監督勇退後に出された『采配』もよかったが、本書はその監督就任以前に出された本だ。落合のコーチング論、いや、人生論は、まったくぶれていないことをまざまざと見せつけられる。俺流、あるいは自己中心的とも捉えられがちだが、その実は、あくまでも真面目であり、基本に忠実。ビジネス書としても評価が高いことがうなずける一冊だ。
読了日:3月16日 著者:落合博満
2016 プロ野球オール写真選手名鑑 (NSK MOOK)の感想
開幕前に今年もしっかり予習を完了。名鑑はいろいろ出ていますが、見やすく、情報満載のこの名鑑を今年もしっかり活用していきます。
読了日:3月19日 著者:
最初のオトコはたたき台の感想
今をときめく(?)文春に連載されているコラムをまとめたもの。トイレにおいて、ちょこちょこと読み進めていったが、なかなか面白く読めた。近年の再ブレイク以降、かつての嫌な女感は薄れ、気のいいオバサンといった印象も強いが、親近感を持って読める読み口であった。要所要所に登場する旦那さんが、なんとも味わい深い人間であることをうかがわせる。
読了日:3月20日 著者:林真理子
渡辺恒雄の虚像と実像 (別冊宝島)の感想
稀代の悪党のイメージが強いナベツネ。しかし、その実、一介の記者から成り上がった実力と処世術は、やはり見逃せない。好き嫌いはあれども、人間臭さ満点のナベツネを知るには最適の一冊。批判と称賛のバランスが絶妙だ。
読了日:3月24日 著者:蝶々
ハリウッド・セレブ (学研新書)の感想
発行から少し年が経ってしまっているものの、今日における「ハリウッド・セレブ」に関するあれこれが、実によく理解できる一冊。なんやかんやいっても、結局はみなゴシップ好き。そのゴシップすら肥やしにしてしまうあたりは、さすがハリウッド・セレブといおうか。スケールが大きな話だ。スターたるもの、ゴシップの一つや二つどうってことないし、破天荒な生き方や振る舞いができるのも、スターの才能といっていいのかもしれない。面白く読めた。
読了日:3月25日 著者:千歳香奈子
MEKURU VOL.07 (小泉今日子)の感想
キョンキョン、奇跡の大特集とあって即買いしたが、存分に楽しませてもらった。自宅での撮影も含めてインタビューは最高。写真で知ったが、中南海、喫ってんだな。関係者のインタビュー、寄稿も、いずれも内容が濃い。大満足です。
読了日:3月27日 著者:ギャンビットパブリッシング
昭和40年男 2016年 02 月号 [雑誌]の感想
特集は、タイガーマスク。昭和40年男ならぬ「昭和47年男」のワタシだが、子供の頃の思い出が存分によみがえり、非常に楽しめた。原作の魅力もさることながら、やはりなんといっても、初代タイガーマスクはあまりにも鮮烈だった。佐山サトルのインタビューもよかったし、そのライバル、虎ハンター小林邦昭のインタビューも最高だった。特集以外の記事では、UWFの物語、あとは日産シルビアを巡る話も面白かった。
読了日:3月28日 著者:
読書メーター
by anken99
| 2016-04-01 11:09
| 読書
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