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憂国の雄?も、ひとりよがり感は否めず

何かのために sengoku38の告白

一色正春 / 朝日新聞出版

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少し前までは、衝撃的な事件だったにもかかわらず、このタイミングで読むと、残念ながらほとんどインパクトはなかった。

本書は、尖閣諸島における中国漁船の体当たり事件のビデオが、YouTUBEに流れた問題の、その張本人である「sengoku38」がつづった一冊。
なぜこのような行動にいたったのか?また、事件の経過が刻々と記録されている。

しかしながら、政府やマスコミによる「隠匿」を批判しつつ、自分自身は本書でも明らかにしない点が多々残るなど、正直言ってがっかりさせられる点も少なくない。
これこそが、著者が書中でもなんども触れる「矛盾」ではないのだろうか。

残念ながら、期待にそぐう内容であったとは言いがたい。

現代ならではのメディア「Youtube」の可能性を示した事件としては評価できるのだが。
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by anken99 | 2011-03-30 11:31 | 読書 | Comments(2)
前作を上回る破天荒な一作。サブカルが随所にちりばめられたバイオレンス小説

雑司ヶ谷R.I.P.

樋口 毅宏 / 新潮社

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前作『さらば雑司ヶ谷』を読み、一気にハマった樋口ワールド。
先の読めない展開づくりのうまさは、絶品というべきものである。
その後『民宿雪国』で、その技術はさらなる高みへと昇華し、先月末に本作が上梓された。
ちなみに筆者サイン本なので、ちょっとうれしい。

本作は、タイトルからも分かるように『さらば雑司ヶ谷』の後日談でもある。
まさかパート2が出るとは思ってもみなかったが、それとて壮大な作品の一部なのではないかと錯覚してしまう。
新興宗教、暴力、エロ、グロ、そしてサブカルをちりばめることによって生じる笑い。
先の読めない構成は、ついついページを先に進めたくなってしまう。
雑司ヶ谷を舞台に繰り広げられる破天荒すぎるストーリーは、こうきたか!とその都度あっけにとられるシーンの連続だ。

壮大な物語はまだまだ続くのではと思わせるにいたる一作であった。
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by anken99 | 2011-03-26 14:29 | 読書 | Comments(0)
NEVER GIVE UP !
このサイトを発見し、動画を見たときは言葉を失った。
茨城でサーフィンを学び、かれこれ15年にわたって、茨城と千葉北の海に通い続けた自分には、あまりにもこたえる。
でも、これが事実なんだ。

だからといって、とてもじゃないがほかのポイントでは入る気もしない。

動画に映っている姿は、ホントの姿じゃない。

いまは海に入ることじゃなく、ローカルでもないのに暖かく迎えてくれたポイント、そしてそこで暮らす人たちに対して、今度は自分ができることをやるときなんだ。

瓦礫を一つ片付けるくらいでもいい。

事態がもう少し落ち着いて、今より少しは動けるようになったとき、そのときが来たときに動きたいと思う。
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by anken99 | 2011-03-24 23:57 | 波乗り | Comments(2)
A氏の買い物カゴ・4品目「ONE WORLD・ONE LOVE・ONE HEART」
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地震から1週間がたち、いろいろな企業や個人が、いろいろな形での協力を行っている。
ZOZOTOWNのチャリティーTシャツも、その一つ。
STUSSYでも、HFこと藤原ヒロシ氏とコラボし、チャリティーTシャツを制作。
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さっそくブラックを購入。
こういう形ではあっても、少しでも役に立てるのであればと思います。
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by anken99 | 2011-03-21 14:52 | 買い物 | Comments(0)
タイガーマスク、ジョー、星飛雄馬を生んだ男の大河ドラマ

梶原一騎伝 夕やけを見ていた男 (文春文庫)

斎藤 貴男 / 文藝春秋

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500ページ弱の大作。
実に読み応えがあった。

タイガーマスク、あしたのジョー、巨人の星・・・。
数々の名作を生んできた梶原一騎の生き様を、氏の死後に、関係者への丹念な取材によって追ったもの。
劇画を地で行くような破天荒ぶりや数々のスキャンダル、一方では誰も知ることのなかった心の闇ややさしさなどが浮き彫りになっている。

ハチャメチャな生活の反動もあってか、50歳で夭逝した梶原氏。
それはあまりにも早すぎ、あと10年生きていたのであれば、どんな作品が生まれていたのかと考えさせられる。

遺作となった自伝劇画『男の星座』のタイトルそのままに、男たるもの誰しも夜空に自分の生きた証しである星をちりばめたいもの。
タイガーマスクや巨人の星を見て育った世代には、おすすめの一冊である。
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by anken99 | 2011-03-20 14:12 | 読書 | Comments(0)
FIGHT !
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3/11に起きた出来事は、夢でもなんでもなく、現実に起きた出来事だ。
仙台にいる親戚3家族、福島の1家族の安否が確認できたときには、涙が出た。

もう7~8年キャンプに出かけているいわき~楢葉町周辺は、想像を絶する事態になっているようだ。
毎年親切にしてくれる人たち、美しい自然・・・。

いま自分にできることは少ないが、とにかく祈っている。

FIGHT !
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by anken99 | 2011-03-13 17:21 | DIARY | Comments(2)
天衣無縫に生きたある名女優が残した何か

欲望という名の女優 太地喜和子 (角川文庫)

長田 渚左 / 角川書店

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太地喜和子という、ある女優の生き様を描いた本作。
筆者はニュースキャスターやスポーツノンフィクションの世界で活躍する長田渚左だ。
その筆者が、なぜ?といぶかしむ向きもあろうが、バックボーンを知るにつれ、この人だからこそ書けた作品であることが分かってくる。

筆者は太地の演劇を見て衝撃を覚え、その後は桐朋学園大学演劇科にて、演劇の道を目指す。
結果的には、太地の域に達することは不可能であることを悟り、別の道に進んだわけだ。
その後、インタビューという場で奇跡の遭遇を果たした後は、妹としてかわいがられるようになったのだとか。
それゆえに、知る人ぞ知るエピソードが満載だ。

本書は、不慮の事故により48歳の若さで急逝した太地を、筆者がたどっていくというスタイルである。
太地といえば、男と芸に生きた女優として知られるが、縁あった男性へのインタビューもあますところなく収載されている点にも注目すべきだ。
三国連太郎しかり、中村勘九郎しかり、それだけのスターが、プライベートな思い出の数々を吐露するというのは、やはり故人の人間的な魅力ゆえだろう。
すべてを読み終えたときに、やはり生で本人の舞台を見たかったものだと痛感した。

太地喜和子のルーツは、鯨で有名な和歌山県の太地町だといわれる。
本書を読んだのは、偶然にも南紀へ向かう旅の途中であり、読了翌日には太地町を訪れることになった。
そういう意味でも、実に印象深い一作であった。
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by anken99 | 2011-03-10 15:21 | 読書 | Comments(0)
食卓の上は、ブラックボックス!

鯛という名のマンボウ アナゴという名のウミヘビ 食品偽装の最前線――魚・肉・野菜・米 (晋遊舎ブラック新書 3)

吾妻 博勝 / 晋遊舎

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回転寿司はなぜ安いのかという離陸点から、偽装食品に興味が行き着いた結果、手に取った一冊。

タイトルにもあるように、前半は俗に言う「代替食品」を中心に語られる。
居酒屋で口にするシシャモの大半は、別種である樺太シシャモであったり、マンダイと呼ばれる「鯛」が、実はアカマンボウという魚であったりという、いわば「別名表記」について問題が提示される。

このあたりまでは、まだよい。
名前のウソだけなのだが、話の本筋はさらに深いところへ。
スーパーの刺身、いまは原産地表示が義務付けられているため、たとえばノルウエー産のなんちゃら、モーリタニア産のなんちゃらという具合に、海外の魚介類がずいぶん入ってきていることはご存知だろう。
しかし、同じ内容の魚が、刺身盛り合わせとして売られてしまうと、事態は一転する。
「加工」がなされたことになり、原産地表示が不要となってしまうのだ。

さらにストーリーは深部に突っ込んでいく。
薬漬けの食品の実態・・・。
「子供が風邪をひいたら、養殖はまちの刺身を2~3切れ食べさせたら治る」
このエピソードが何を物語っているかといえば、抗生物質漬けにされてハマチたちが養殖されているということだ。

防腐剤に合成添加物・・・偽装だけならともかく、それが人間の体に影響を及ぼすものが残留していると知れば、恐ろしくなってしまう。
コンビニ弁当に、カップめん・・・さらには生鮮食料品まで。
もはや私たちが口にできる安全な食品などないのではないかと、オーバーではなく感じ入ってしまう。

当人はもちろん、それが子孫へも遺伝していくのだとしたら?
現代人の食生活は危険に満ち溢れている。
なんだか開けてはいけないブラックボックスの中身を垣間見たような気がした。
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by anken99 | 2011-03-07 23:32 | 読書 | Comments(0)
都知事選前に読んでおきたかった1冊

決断力。―人間「東国原英夫」から何を学ぶのか

東国原 英夫 / 創英社

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家にある膨大な数の未読本。
そのときそのときの気分で読む本を決める上に、ネットにブックオフ、書店巡りの毎日で、はっきり言って堂々めぐりで、在庫が増えていく一方なのだが・・・。

そんなストック本の中で、どうしても都知事選が始まる前に読んでおきたかった1冊。
東国原知事は、都政に活躍の場を求めるのであろうか・・・。

本書は、出生から宮崎県知事就任以降までを、シーンごとに知事が回想するというもの。
「将来はお笑い芸人か政治家になる」と幼い頃から口にしてはばからなかった筆者の、さまざまなエピソードが語られる。

括目すべきは、筆者が淫行事件により、芸能活動停止を余儀なくされる時代。
妻子ある身であったが、当時のヨメ、かとうかずこの母として妻としての堂々たる対応は目を見張る。

そしてもうひとつ感動したのは、師匠たけしの懐の広さ。
政治家への転身時にも「場所空けて待ってんぞ」と言い切れる器の大きさに、ただただ感嘆するのみだ。

と、本人から離れてしまったが、宮崎県知事として一定の成果を残したことは、もはやいうまでもない。
今後果たして都政に打って出るのか、注意深く見守っていきたい。
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by anken99 | 2011-03-06 23:28 | 読書 | Comments(0)
立ち食い鮨 吉光
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昨晩はヨメのオファーにより、船橋駅北口吉光へ。
わずか6人ほどが並ぶことのできる、立ち食いスタイルの寿司屋である。

本来、寿司とは高級でもなんでもなく、庶民が手軽に簡単に食べられるものだったという。
そんなことをいまさらながら思い出させてくれるのが、この店である。

回転寿司をはるかに凌駕する豊富なメニュー。
そして、ほとんどが一貫100円という価格。
アワビですら200円。

スタンディング形式だから長居する客も少ないが、それでいて日本酒も充実。
ヨメと生ビール1杯ずつ飲んで、5000円という価格は、十分すぎるほどの満足感である。
なにより平日でも2200までやっているので、今後は1人でいくことも検討したいほどの「リアル粋」な店だと思います。
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by anken99 | 2011-03-06 22:57 | 飲食 | Comments(0)
  

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