1月は18冊と、かなりの本を読むことが出来た。
正月休みが長かったせいもあったかもしれない。
『河北新報のいちばん長い日』『塀の上を走れ』など、マイ殿堂入りした本もあったことは収穫だ。
2013年1月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:3802ページ
ナイス数:8ナイス
笑いの現場―ひょうきん族前夜からM‐1まで (角川SSC新書)の感想
ラサール石井による、日本の笑いの歴史の考察。前半は自身のこれまでの歴史を振りかえりつつ、お笑いの歴史をも触れるスタイル。ひょうきん族世代の自分には、懐かしさもあって面白い。また、数々の人物の登場と共に、お笑いや文化も変遷してきたことも理解できる。後半の人物に迫った考察も、ラサールならではで、これまた興味深い。ラサールがなぜM-1の審査員をやってるのか不思議だったが、本書を読むと、その考察力の高さはさすがだと唸らされた次第。
読了日:1月26日 著者:ラサール石井
ゲゲゲの女房の感想
言うまでもなく、数年前に松下奈緒主演でドラマが放映された原作。鬼太郎で知られる水木しげるの妻、布枝さんが綴った二人の半生記だ。全編を通じ、一言で言えばハートウォーミング。極貧時代のエピソードすら、あっけらかんと語られ、悲壮感のかけらも感じない。そして、信じることの大切さを、あらためて痛感させられる。心温まる読後感。こんな夫婦っていいなと思った。
読了日:1月25日 著者:武良 布枝
MONOQLOお得技ベストセレクション (晋遊舎ムック)の感想
たまにホーーッというネタもあったが、所詮コンビニ本の域を脱しないという感想。なんで買ったんだっけ、この本?
読了日:1月23日 著者:
新日本プロレス12人の怪人 (文春新書)の感想
買って1日で読了。忙しいなかで、本の世界の中に引き込まれてしまう、そんな本には久々に出会った。プロレスジャーナリズムの生き証人が、新日本プロレスを語る。そこはまさに金曜8時のワンダーランド。あのころ、誰もがタイガーマスクに憧れ、藤波と長州のバトルに酔い、アンドレのデカさに驚愕し、そして猪木の凄みにしびれていた。本書では、そんな魅力たっぷりの新日本プロレスの歴史の中から「怪人」と呼ぶにふさわしい12人を抽出。その魅力が存分に語られる。猪木、小鉄、前田に藤原、タイガー、カーン、アンドレ・・・。しびれた。
読了日:1月23日 著者:門馬 忠雄
逃げない力 (PHPビジネス新書)の感想
テレ東の大橋アナが脳梗塞!というニュースに、昨日は驚かされたが、しばらくはゆっくり休んでいただきたい。。。ということで、本日BOOKOFFで発見し、即GET。で、仕事帰りの電車と自宅の晩酌のお供で一気読み。大橋アナ、これまでの自伝であるが、もともとは引きこもりがちな性格であったこと、また、入社当初は高飛車キャラであったことには驚いた。そして、そこからの更正ぶりというか、謙虚な姿勢には、素直に共感できる。アナだけに、文中の要所要所で意味のある「言葉」があることも興味深い。すっかりファンになりました。
読了日:1月21日 著者:大橋 未歩
一人二役の感想
生保不正受給問題から興味を持ち購入。河本と母、家族のハチャメチャな半世紀は、壮絶でもあり、どこか温かさに包まれている。親孝行しないとな〜という気持ちになった。それにしても、こんなすてきな話があるのだから、生保の件は残念すぎる。
読了日:1月20日 著者:河本 準一
素晴らしき、この人生の感想
昨日の帰りの電車で読み始め、今日の行きの電車で読了。「黄金伝説」などで、さっぱりした性格を見せてくれ、好感を持ち始めていたタレント、はるな愛の自伝。ワタシと同じ1972年生まれだが、生い立ちからこれまでの人生含め、まさに波乱万丈。男女の性別とはなんなのか?また、外見と心の乖離の問題、考えさせられる。その苦労ははかりしれないだろうが、持ち前の明るさがあったからこそ、「大西賢示」は「はるな愛」になりえたのだと思える。こういった問題を抱えている人たちはもちろんだが、悩みを持っている人が手に取ってくれたら、きっと意味があるだろう
読了日:1月19日 著者:はるな 愛
未来をかえる イチロー 262のNextメッセージの感想
イチローの言葉、262選。哲学者だな、彼は。ただ、WBCがらみのコメントは人間味たっぷり。きっと普段は『イチロー』という別の人格を演じているのであろう。ともかく今年もヤンキースで魅せてほしい。
読了日:1月19日 著者:「未来をかえるイチロー262のNextメッセージ」編集委員会
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 12/20号 [雑誌]の感想
期待の特集だったんですが、ちょっと期待外れ。水泳日本代表の話あたりは読ませたが、あとはもう一つでしたね。。。
読了日:1月19日 著者:
日経プレミアシリーズPLUS 世界がわかる (日経プレミアシリーズ PLUS)の感想
「日本がわかる」に続いて、ようやく読了。にしても、「日本編」同様、主題以外の部分が多すぎる。前半は勉強になるが、後半はワインの話とか、よくわからないビジネス小説とかの連続で、正直言って面白くないし、「看板に偽りあり」と感じた。
読了日:1月18日 著者:
Lightning (ライトニング) 2013年 02月号 [雑誌]の感想
特集はビートルとジープ。“思い”という部分じゃ、ビートルの勝ちか?旧車を完全レストアし、新車として乗る乗り方はいいのかも。
読了日:1月18日 著者:
電波少年最終回の感想
『電波少年最終回』読了。あの伝説の名番組『進め電波少年』を作ったTプロデューサーこと土屋さんの書。ぶっ飛んだ演者やスタッフたちとの回顧録は面白いものを作るための姿勢というものを教えてくれる。そう、タブーなんて存在しないんだ!かっこいいなあさすが!
読了日:1月17日 著者:土屋 敏男
塀の上を走れ――田原総一朗自伝の感想
田原総一朗さん、待望の自伝本読了。そのタイトル「塀の上を走れ」とは、塀の内側、すなわち刑務所側に落ちてはいけないこと。法に触れない限り、ギリギリのところを攻めろという田原さんの生きかたそのものなのである。現在は、朝生の司会者、また政治評論家としての印象が強いが、出自からの多々のエピソードの中では、やはりテレ東プロデューサー時代の話が文句なしに面白い。もっと突き抜けた生き方をしなければ、また強い思いを持って過ごさねばと、心に響いた。文句なしの殿堂入り本だ。
読了日:1月16日 著者:田原 総一朗
日本を創った12人〈前編〉 (PHP新書)の感想
1996年の著書ながら、少し異なった視点から眺める日本史が、大変興味深い。前編には「12人」のうち6人が登場。聖徳太子、光源氏、源頼朝、織田信長、徳川家康といったところは納得だが、石田三成というチョイスに驚く。しかしながら、これがびっくり。ほかの人もそうなのだが、三成に関しても、われわれが知っているのとは異なる実像があらわにされる。著者の論では、三成は、現代的な日本のプロジェクト立案・実行体制の祖ということになる。なるほどとうなずくとともに、ほかの人物についても読みたくなった。後編もゲットしよう。
読了日:1月14日 著者:堺屋 太一
続・大人の流儀の感想
週刊現代に連載中のコラムをまとめたものの第二弾。ようやく読めたが、前作に劣らず面白い。読みやすい文体の中から、熱い思いが伝わってくる。自分自身も40になったからこそ、味わい深いのかもしれない。著者は、仙台の自宅で大震災に被災したというが、巻末に特別に収載されている『震災の記録』が読みごたえあり。心に響く。次作も出ているので早く手に入れたい。
読了日:1月13日 著者:伊集院 静
河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙の感想
震災に直撃された地元新聞社。あらゆる情報が遮断された、その極限の状況下で、新聞はライフラインにもなった。「被災地に寄り添う」をモットーに、文字通り「地に足のついた」、そして「愛のある」記事たちは、被災地の人たちの心の支えになったことは計り知れない。本書は、震災を新聞社という視点で定点観測しつつ、震災の本質を的確にとらえた、決して忘れてはならない「記録」であると感じる。きれいごとではすまされない、社員たちのエゴ、というか人間らしさも生々しくとらえられている。ノンフィクション作品としてすばらしい一冊だと思う。
読了日:1月8日 著者:河北新報社
ニッポンありゃまあお祭り紀行の感想
長いことトイレ設置本として遅読の後、読了。『自遊人』に連載されていた記事をまとめたもの。日本各地のマニアックな祭りを訪ねて回るという、いかにも椎名氏得意のエッセーモノだ。全23ヶ所の祭りが紹介されているが、茨城笠間の悪態祭り、奈良の砂かけ祭りなど、よくもまあというような笑える祭りもある。それもこれも、日本古来の「ハレ」の日に行われた祭事こそ、祭りだからだろう。祭りを知るという意味ではオモシロかったが、なぜか椎名氏のテンションが既存作にくらべておとなしい気がした。
読了日:1月5日 著者:椎名 誠
ホッピーでHAPPY!―ヤンチャ娘が跡取り社長になるまで (文春文庫)の感想
酒場では、ほぼ必ず手に取るくらい愛飲しているホッピー。そのホッピーの若女社長の奮戦記。家族経営、跡取り社長にありがちなワンマン経営、閉鎖型の会社で、本人の苦難と成長のあとがつづられる。そういったてんやわんやのなかで、21世紀型の会社へと変貌を遂げ、「ホッピー=ダサイ、オヤジ」といった固定観念をずいぶん払拭した著者、ミーナの才覚はこれからも期待が持てる。ホッピーを飲むときの思いが変わりそうな一冊であった。
読了日:1月5日 著者:石渡 美奈
読書メーター
正月休みが長かったせいもあったかもしれない。
『河北新報のいちばん長い日』『塀の上を走れ』など、マイ殿堂入りした本もあったことは収穫だ。
2013年1月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:3802ページ
ナイス数:8ナイス
笑いの現場―ひょうきん族前夜からM‐1まで (角川SSC新書)の感想
ラサール石井による、日本の笑いの歴史の考察。前半は自身のこれまでの歴史を振りかえりつつ、お笑いの歴史をも触れるスタイル。ひょうきん族世代の自分には、懐かしさもあって面白い。また、数々の人物の登場と共に、お笑いや文化も変遷してきたことも理解できる。後半の人物に迫った考察も、ラサールならではで、これまた興味深い。ラサールがなぜM-1の審査員をやってるのか不思議だったが、本書を読むと、その考察力の高さはさすがだと唸らされた次第。
読了日:1月26日 著者:ラサール石井
ゲゲゲの女房の感想
言うまでもなく、数年前に松下奈緒主演でドラマが放映された原作。鬼太郎で知られる水木しげるの妻、布枝さんが綴った二人の半生記だ。全編を通じ、一言で言えばハートウォーミング。極貧時代のエピソードすら、あっけらかんと語られ、悲壮感のかけらも感じない。そして、信じることの大切さを、あらためて痛感させられる。心温まる読後感。こんな夫婦っていいなと思った。
読了日:1月25日 著者:武良 布枝
MONOQLOお得技ベストセレクション (晋遊舎ムック)の感想
たまにホーーッというネタもあったが、所詮コンビニ本の域を脱しないという感想。なんで買ったんだっけ、この本?
読了日:1月23日 著者:
新日本プロレス12人の怪人 (文春新書)の感想
買って1日で読了。忙しいなかで、本の世界の中に引き込まれてしまう、そんな本には久々に出会った。プロレスジャーナリズムの生き証人が、新日本プロレスを語る。そこはまさに金曜8時のワンダーランド。あのころ、誰もがタイガーマスクに憧れ、藤波と長州のバトルに酔い、アンドレのデカさに驚愕し、そして猪木の凄みにしびれていた。本書では、そんな魅力たっぷりの新日本プロレスの歴史の中から「怪人」と呼ぶにふさわしい12人を抽出。その魅力が存分に語られる。猪木、小鉄、前田に藤原、タイガー、カーン、アンドレ・・・。しびれた。
読了日:1月23日 著者:門馬 忠雄
逃げない力 (PHPビジネス新書)の感想
テレ東の大橋アナが脳梗塞!というニュースに、昨日は驚かされたが、しばらくはゆっくり休んでいただきたい。。。ということで、本日BOOKOFFで発見し、即GET。で、仕事帰りの電車と自宅の晩酌のお供で一気読み。大橋アナ、これまでの自伝であるが、もともとは引きこもりがちな性格であったこと、また、入社当初は高飛車キャラであったことには驚いた。そして、そこからの更正ぶりというか、謙虚な姿勢には、素直に共感できる。アナだけに、文中の要所要所で意味のある「言葉」があることも興味深い。すっかりファンになりました。
読了日:1月21日 著者:大橋 未歩
一人二役の感想
生保不正受給問題から興味を持ち購入。河本と母、家族のハチャメチャな半世紀は、壮絶でもあり、どこか温かさに包まれている。親孝行しないとな〜という気持ちになった。それにしても、こんなすてきな話があるのだから、生保の件は残念すぎる。
読了日:1月20日 著者:河本 準一
素晴らしき、この人生の感想
昨日の帰りの電車で読み始め、今日の行きの電車で読了。「黄金伝説」などで、さっぱりした性格を見せてくれ、好感を持ち始めていたタレント、はるな愛の自伝。ワタシと同じ1972年生まれだが、生い立ちからこれまでの人生含め、まさに波乱万丈。男女の性別とはなんなのか?また、外見と心の乖離の問題、考えさせられる。その苦労ははかりしれないだろうが、持ち前の明るさがあったからこそ、「大西賢示」は「はるな愛」になりえたのだと思える。こういった問題を抱えている人たちはもちろんだが、悩みを持っている人が手に取ってくれたら、きっと意味があるだろう
読了日:1月19日 著者:はるな 愛
未来をかえる イチロー 262のNextメッセージの感想
イチローの言葉、262選。哲学者だな、彼は。ただ、WBCがらみのコメントは人間味たっぷり。きっと普段は『イチロー』という別の人格を演じているのであろう。ともかく今年もヤンキースで魅せてほしい。
読了日:1月19日 著者:「未来をかえるイチロー262のNextメッセージ」編集委員会
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2012年 12/20号 [雑誌]の感想
期待の特集だったんですが、ちょっと期待外れ。水泳日本代表の話あたりは読ませたが、あとはもう一つでしたね。。。
読了日:1月19日 著者:
日経プレミアシリーズPLUS 世界がわかる (日経プレミアシリーズ PLUS)の感想
「日本がわかる」に続いて、ようやく読了。にしても、「日本編」同様、主題以外の部分が多すぎる。前半は勉強になるが、後半はワインの話とか、よくわからないビジネス小説とかの連続で、正直言って面白くないし、「看板に偽りあり」と感じた。
読了日:1月18日 著者:
Lightning (ライトニング) 2013年 02月号 [雑誌]の感想
特集はビートルとジープ。“思い”という部分じゃ、ビートルの勝ちか?旧車を完全レストアし、新車として乗る乗り方はいいのかも。
読了日:1月18日 著者:
電波少年最終回の感想
『電波少年最終回』読了。あの伝説の名番組『進め電波少年』を作ったTプロデューサーこと土屋さんの書。ぶっ飛んだ演者やスタッフたちとの回顧録は面白いものを作るための姿勢というものを教えてくれる。そう、タブーなんて存在しないんだ!かっこいいなあさすが!
読了日:1月17日 著者:土屋 敏男
塀の上を走れ――田原総一朗自伝の感想
田原総一朗さん、待望の自伝本読了。そのタイトル「塀の上を走れ」とは、塀の内側、すなわち刑務所側に落ちてはいけないこと。法に触れない限り、ギリギリのところを攻めろという田原さんの生きかたそのものなのである。現在は、朝生の司会者、また政治評論家としての印象が強いが、出自からの多々のエピソードの中では、やはりテレ東プロデューサー時代の話が文句なしに面白い。もっと突き抜けた生き方をしなければ、また強い思いを持って過ごさねばと、心に響いた。文句なしの殿堂入り本だ。
読了日:1月16日 著者:田原 総一朗
日本を創った12人〈前編〉 (PHP新書)の感想
1996年の著書ながら、少し異なった視点から眺める日本史が、大変興味深い。前編には「12人」のうち6人が登場。聖徳太子、光源氏、源頼朝、織田信長、徳川家康といったところは納得だが、石田三成というチョイスに驚く。しかしながら、これがびっくり。ほかの人もそうなのだが、三成に関しても、われわれが知っているのとは異なる実像があらわにされる。著者の論では、三成は、現代的な日本のプロジェクト立案・実行体制の祖ということになる。なるほどとうなずくとともに、ほかの人物についても読みたくなった。後編もゲットしよう。
読了日:1月14日 著者:堺屋 太一
続・大人の流儀の感想
週刊現代に連載中のコラムをまとめたものの第二弾。ようやく読めたが、前作に劣らず面白い。読みやすい文体の中から、熱い思いが伝わってくる。自分自身も40になったからこそ、味わい深いのかもしれない。著者は、仙台の自宅で大震災に被災したというが、巻末に特別に収載されている『震災の記録』が読みごたえあり。心に響く。次作も出ているので早く手に入れたい。
読了日:1月13日 著者:伊集院 静
河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙の感想
震災に直撃された地元新聞社。あらゆる情報が遮断された、その極限の状況下で、新聞はライフラインにもなった。「被災地に寄り添う」をモットーに、文字通り「地に足のついた」、そして「愛のある」記事たちは、被災地の人たちの心の支えになったことは計り知れない。本書は、震災を新聞社という視点で定点観測しつつ、震災の本質を的確にとらえた、決して忘れてはならない「記録」であると感じる。きれいごとではすまされない、社員たちのエゴ、というか人間らしさも生々しくとらえられている。ノンフィクション作品としてすばらしい一冊だと思う。
読了日:1月8日 著者:河北新報社
ニッポンありゃまあお祭り紀行の感想
長いことトイレ設置本として遅読の後、読了。『自遊人』に連載されていた記事をまとめたもの。日本各地のマニアックな祭りを訪ねて回るという、いかにも椎名氏得意のエッセーモノだ。全23ヶ所の祭りが紹介されているが、茨城笠間の悪態祭り、奈良の砂かけ祭りなど、よくもまあというような笑える祭りもある。それもこれも、日本古来の「ハレ」の日に行われた祭事こそ、祭りだからだろう。祭りを知るという意味ではオモシロかったが、なぜか椎名氏のテンションが既存作にくらべておとなしい気がした。
読了日:1月5日 著者:椎名 誠
ホッピーでHAPPY!―ヤンチャ娘が跡取り社長になるまで (文春文庫)の感想
酒場では、ほぼ必ず手に取るくらい愛飲しているホッピー。そのホッピーの若女社長の奮戦記。家族経営、跡取り社長にありがちなワンマン経営、閉鎖型の会社で、本人の苦難と成長のあとがつづられる。そういったてんやわんやのなかで、21世紀型の会社へと変貌を遂げ、「ホッピー=ダサイ、オヤジ」といった固定観念をずいぶん払拭した著者、ミーナの才覚はこれからも期待が持てる。ホッピーを飲むときの思いが変わりそうな一冊であった。
読了日:1月5日 著者:石渡 美奈
読書メーター
by anken99
| 2013-02-05 16:50
| 読書
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