6月は出張が多く、あまり読めてないなと思ったが、終わってみれば12冊。
まあまあ読めたほうか。
新幹線等での移動中には、じっくりと小説を読み込み、普段は軽めが中心。
伊集院光の「のはなし」シリーズは初めて読んだが、笑いのツボが完全にハマった。
また読んでみたい。
あとは藤田騎手の本も、噂にたがわぬ面白さ。
生々しい。
辛坊さんについては・・・その後あんなことになるとも思わず手に取った次第である。
2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2830ページ
ナイス数:20ナイス
放送室の裏の感想
かつて人気を集めた伝説的なラジオ番組「放送室」のまさに「裏」話が満載。松本、高須、そして浜田はいずれも小学校時代の同級生として知られるが、そのルーツともいえる小学校以来の同級生3人が登場。ダウンタウンという笑いがいかにして生まれたか?また、尼崎という笑いにとっては特殊ともいえる環境を理解することができるだろう。プライベートではまったく交流のない松本と浜田、そしてその2人を取り巻く友人たちの関係性が興味深い。
読了日:6月30日 著者:松本 人志,高須 光聖
騎手の一分――競馬界の真実 (講談社現代新書)の感想
話題の一冊。以前より破天荒なキャラで知られ、その著作も何回か読んできたが、本作は、日本の競馬史上まれにみる大きな一石を投じた作品ではないだろうか。現在、競馬には夢を失い、騎乗数を大幅に減らしているうえ、もはや引退すら近いという藤田旗手。そのなかで重ねて語られるのは、JRAに対する批判。とくにエージェント制度の導入による悪しき現状がつづられる。武豊の成績凋落の一因を明らかにすると同時に、現在のリーディング上位騎手に対する苦言もつらつらと。それにしても、売り上げ減、入場者数減の現実は、あまりにもつらい
読了日:6月27日 著者:藤田 伸二
のはなしの感想
読まなければ読まなければと思っていた、伊集院光のコラム集、ようやく読めた。ラジオ、深夜のバカ力をPodcastで楽しむようになり、気にはなっていたが、噂にたがわぬ面白さ。同年代、しかも荒川区育ちということで、足立区育ちのワタシには、共感するのなんのって。続編も購入決定。
読了日:6月26日 著者:伊集院 光
エースの資格 (PHP新書)の感想
希代の名リリーフピッチャー、優勝請負人、江夏豊が語る現代エース論。精神論に終始せず、意外なほどに理路整然と分かりやすく語られており、非常に面白く読める。「エース」とはなんなのか?勝つだけではダメ。まさにチームの絶対的な存在でなければならない。そういう意味で、江夏が現在高く評価しているダルビッシュには、私自身もよく理解できた。また、自身が「リリーフエース」となっている課程で、であった恩師やライバルなど、意外な側面に言及されていることも面白い。江夏のような選手がいれば、現代野球ももっと面白くなるはずだ。
読了日:6月25日 著者:江夏 豊
エリーの部屋 うさぎ篇の感想
もうすっかり大宮エリー熱がどうにも止まらない。数少ない著作を買いあさっているが、これまたすばらしい作品だった。徹子の部屋へのオマージュとして、本当にエリーの部屋に招いて対談したラジオを再録。板尾、おすぎ、ピエール瀧の3人はともかく、意外とよかったのがアンガールズだった。それにしても、エリーはいいわ。
読了日:6月21日 著者:大宮 エリー
KAMINOGE vol.19―世の中とプロレスするひろば 武藤敬司×小橋建太「青春白書」の感想
今回は間違いなく当たり。表紙も素晴らしい。引退直後の小橋と、退社直後の武藤の対談は奇跡。そして、洗脳騒動の中島知子のインタビューって。。。すごい!でもなんといってもよかったのが、谷津嘉章だろう。危ない話がボンボン飛び出してくるのなんのって。あとは、田村のインタビュー前編もよかったなあ。
読了日:6月21日 著者:
定年ゴジラ (講談社文庫)の感想
『とんび』を読んで、重松ワールドに興味を持った次第。本書は、定年後のサラリーマンたちの悲哀が、どことなくユーモアたっぷりに展開される。それは、高度成長期を支えてきたニッポンのサラリーマンの姿そのもの。人間味たっぷりの登場人物たちは、私たちの身の回りにもいそうな市井の人々そのものだ。読後感は、ジーンとくることこのうえなし。
読了日:6月17日 著者:重松 清
冨永愛という生き方の感想
「黄金伝説」を見て、そのサバサバとした人となりに触れてすっかりファンになってしまった冨永愛の著作。少し古いが、モデルになり、子供を産むまでのあれこれが、メッセージ形式でつづられる。少々誤字脱字が多いことは気になったが、まあそれはよいか。いずれにしても、トップモデルとして世界を舞台に活躍する彼女の生き方には、男性ながら共感できる点も多かった。
読了日:6月17日 著者:大道 絵里子
馬を走らせる (光文社新書)の感想
古きよき時代のギャンブルとしての競馬臭を漂わせる男、小島太。本書は、調教師に転じてからの、フトシの競馬論が語ったものだ。文中から知るのは、フトシの競馬への熱い思い。派手で、大言壮語タイプの人間だと思っていたが、その実、真面目で繊細で、こまやかな神経の持ち主だということが分かった。2006年の著書だが、調教師としてのさまざまな挑戦の裏話は、面白く読める。つい小島太厩舎所属の馬の馬券を買ってみたい気持ちになってしまった。
読了日:6月6日 著者:小島 太
辛坊訓 日々のニュースは教訓の宝庫の感想
FLASHの連載をまとめたもの。その心は、ニュースから教訓を学べ。すなわち「辛坊訓」。関東の人にはなじみが薄いかもしれないが、関西では朝のお茶の間の顔として知られる辛坊氏。本書を読めばその理由が分かるはずだ。難しい内容も実に平易に、そして独自の切り口でズバズバと論じていく様は、この人の頭の良さを感じずにはいられないだろう。関西からは宮根が全国ネットに進出してきたが、むしろ辛坊氏のほうが、はるかに能力も高く、人気も出るに違いないと思わせる。
読了日:6月6日 著者:辛坊 治郎
人はなぜスポーツするのか (ランダムハウス講談社文庫)の感想
過去の文献を収載したものだけに、時代感のずれはいかんともしがたいが、さすがに読み込ませてくれる。F1、サッカー、ゴルフと章だてされているが、素晴らしいのは、野球に関わる仕事の章。公式記録員、審判、記者…。違う側面から見た野球は実に魅力的。個人的には、今はなき後楽園球場への憧憬を募らされてしまった。
読了日:6月3日 著者:海老沢 泰久
ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)の感想
著者は説明不要、世界的な音楽家である小沢征爾氏。本書の初版は昭和37年、小沢氏26才のときに綴られたものだ。スクーター1台を荷物に貨物船に乗り、ヨーロッパで武者修行の日々を開始してから、ニューヨークフィルの副指揮者として凱旋帰国するまでの自伝。たった一人で、なおかつ50年前だけに苦労は多かったことだろう。しかし、文面はあっけらかんとしており、氏の人間味が伝わってくる。今度は氏の演奏も聴いてみたい。
読了日:6月3日 著者:小澤 征爾
読書メーター
まあまあ読めたほうか。
新幹線等での移動中には、じっくりと小説を読み込み、普段は軽めが中心。
伊集院光の「のはなし」シリーズは初めて読んだが、笑いのツボが完全にハマった。
また読んでみたい。
あとは藤田騎手の本も、噂にたがわぬ面白さ。
生々しい。
辛坊さんについては・・・その後あんなことになるとも思わず手に取った次第である。
2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2830ページ
ナイス数:20ナイス
放送室の裏の感想
かつて人気を集めた伝説的なラジオ番組「放送室」のまさに「裏」話が満載。松本、高須、そして浜田はいずれも小学校時代の同級生として知られるが、そのルーツともいえる小学校以来の同級生3人が登場。ダウンタウンという笑いがいかにして生まれたか?また、尼崎という笑いにとっては特殊ともいえる環境を理解することができるだろう。プライベートではまったく交流のない松本と浜田、そしてその2人を取り巻く友人たちの関係性が興味深い。
読了日:6月30日 著者:松本 人志,高須 光聖
騎手の一分――競馬界の真実 (講談社現代新書)の感想
話題の一冊。以前より破天荒なキャラで知られ、その著作も何回か読んできたが、本作は、日本の競馬史上まれにみる大きな一石を投じた作品ではないだろうか。現在、競馬には夢を失い、騎乗数を大幅に減らしているうえ、もはや引退すら近いという藤田旗手。そのなかで重ねて語られるのは、JRAに対する批判。とくにエージェント制度の導入による悪しき現状がつづられる。武豊の成績凋落の一因を明らかにすると同時に、現在のリーディング上位騎手に対する苦言もつらつらと。それにしても、売り上げ減、入場者数減の現実は、あまりにもつらい
読了日:6月27日 著者:藤田 伸二
のはなしの感想
読まなければ読まなければと思っていた、伊集院光のコラム集、ようやく読めた。ラジオ、深夜のバカ力をPodcastで楽しむようになり、気にはなっていたが、噂にたがわぬ面白さ。同年代、しかも荒川区育ちということで、足立区育ちのワタシには、共感するのなんのって。続編も購入決定。
読了日:6月26日 著者:伊集院 光
エースの資格 (PHP新書)の感想
希代の名リリーフピッチャー、優勝請負人、江夏豊が語る現代エース論。精神論に終始せず、意外なほどに理路整然と分かりやすく語られており、非常に面白く読める。「エース」とはなんなのか?勝つだけではダメ。まさにチームの絶対的な存在でなければならない。そういう意味で、江夏が現在高く評価しているダルビッシュには、私自身もよく理解できた。また、自身が「リリーフエース」となっている課程で、であった恩師やライバルなど、意外な側面に言及されていることも面白い。江夏のような選手がいれば、現代野球ももっと面白くなるはずだ。
読了日:6月25日 著者:江夏 豊
エリーの部屋 うさぎ篇の感想
もうすっかり大宮エリー熱がどうにも止まらない。数少ない著作を買いあさっているが、これまたすばらしい作品だった。徹子の部屋へのオマージュとして、本当にエリーの部屋に招いて対談したラジオを再録。板尾、おすぎ、ピエール瀧の3人はともかく、意外とよかったのがアンガールズだった。それにしても、エリーはいいわ。
読了日:6月21日 著者:大宮 エリー
KAMINOGE vol.19―世の中とプロレスするひろば 武藤敬司×小橋建太「青春白書」の感想
今回は間違いなく当たり。表紙も素晴らしい。引退直後の小橋と、退社直後の武藤の対談は奇跡。そして、洗脳騒動の中島知子のインタビューって。。。すごい!でもなんといってもよかったのが、谷津嘉章だろう。危ない話がボンボン飛び出してくるのなんのって。あとは、田村のインタビュー前編もよかったなあ。
読了日:6月21日 著者:
定年ゴジラ (講談社文庫)の感想
『とんび』を読んで、重松ワールドに興味を持った次第。本書は、定年後のサラリーマンたちの悲哀が、どことなくユーモアたっぷりに展開される。それは、高度成長期を支えてきたニッポンのサラリーマンの姿そのもの。人間味たっぷりの登場人物たちは、私たちの身の回りにもいそうな市井の人々そのものだ。読後感は、ジーンとくることこのうえなし。
読了日:6月17日 著者:重松 清
冨永愛という生き方の感想
「黄金伝説」を見て、そのサバサバとした人となりに触れてすっかりファンになってしまった冨永愛の著作。少し古いが、モデルになり、子供を産むまでのあれこれが、メッセージ形式でつづられる。少々誤字脱字が多いことは気になったが、まあそれはよいか。いずれにしても、トップモデルとして世界を舞台に活躍する彼女の生き方には、男性ながら共感できる点も多かった。
読了日:6月17日 著者:大道 絵里子
馬を走らせる (光文社新書)の感想
古きよき時代のギャンブルとしての競馬臭を漂わせる男、小島太。本書は、調教師に転じてからの、フトシの競馬論が語ったものだ。文中から知るのは、フトシの競馬への熱い思い。派手で、大言壮語タイプの人間だと思っていたが、その実、真面目で繊細で、こまやかな神経の持ち主だということが分かった。2006年の著書だが、調教師としてのさまざまな挑戦の裏話は、面白く読める。つい小島太厩舎所属の馬の馬券を買ってみたい気持ちになってしまった。
読了日:6月6日 著者:小島 太
辛坊訓 日々のニュースは教訓の宝庫の感想
FLASHの連載をまとめたもの。その心は、ニュースから教訓を学べ。すなわち「辛坊訓」。関東の人にはなじみが薄いかもしれないが、関西では朝のお茶の間の顔として知られる辛坊氏。本書を読めばその理由が分かるはずだ。難しい内容も実に平易に、そして独自の切り口でズバズバと論じていく様は、この人の頭の良さを感じずにはいられないだろう。関西からは宮根が全国ネットに進出してきたが、むしろ辛坊氏のほうが、はるかに能力も高く、人気も出るに違いないと思わせる。
読了日:6月6日 著者:辛坊 治郎
人はなぜスポーツするのか (ランダムハウス講談社文庫)の感想
過去の文献を収載したものだけに、時代感のずれはいかんともしがたいが、さすがに読み込ませてくれる。F1、サッカー、ゴルフと章だてされているが、素晴らしいのは、野球に関わる仕事の章。公式記録員、審判、記者…。違う側面から見た野球は実に魅力的。個人的には、今はなき後楽園球場への憧憬を募らされてしまった。
読了日:6月3日 著者:海老沢 泰久
ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)の感想
著者は説明不要、世界的な音楽家である小沢征爾氏。本書の初版は昭和37年、小沢氏26才のときに綴られたものだ。スクーター1台を荷物に貨物船に乗り、ヨーロッパで武者修行の日々を開始してから、ニューヨークフィルの副指揮者として凱旋帰国するまでの自伝。たった一人で、なおかつ50年前だけに苦労は多かったことだろう。しかし、文面はあっけらかんとしており、氏の人間味が伝わってくる。今度は氏の演奏も聴いてみたい。
読了日:6月3日 著者:小澤 征爾
読書メーター
by anken99
| 2013-07-06 14:26
| 読書
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