こないだBOOKOFFで買った「少年H」。
ひさびさに「オモシロイ!」と吠えつつ、一気に読めてしまう本でした。
舞台は戦争さなかの神戸。
作者の妹尾河童氏(本名・妹尾はじめ)の自伝ともいえる小説ですが、自分自身でもある少年Hの目を通して、戦時中の様子がありのままに書かれています。
子供たちにもぜひ読んで欲しいと願い、ほとんどの漢字にルビが振られているのも読みやすい原因かも。
暗い、辛い、悲惨といったイメージでしか、戦争を体験していないぼくらの世代は、戦争を捉えることができませんでしたが、もっとありのままの本当の当時の少年、そして日本人の姿を知ることができました。
読んでみて相当面白くないと、ふたたびBOOKOFFに売り飛ばしてしまうんですが、これは間違いなく蔵書に加えるべき一冊だと思いました。
さらりと読めるのでぜひどうぞ。
by anken99
| 2005-10-02 23:57
| 読書
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Comments(2)
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maruko-hayashiya at 2005-10-07 12:31
へ~読んでみよっかな^^。
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anken99 at 2005-10-08 15:33