2017年6月に読んだ本は17冊。
読みに読んだ・・・というか、意識的に読書時間を多く作った感がある。
そんななか、よかったのは、なんといっても『真説 長州力』だろう。
とにもかくにも、面白くてページに引き込まれていく。
あとは千原兄弟本が、愛すべき千原せいじさんのコラムが多数読め、これはこれは幸せであった。
6月の読書メーター読んだ本の数:17
読んだページ数:4418
ナイス数:150
なぜ時代劇は滅びるのか (新潮新書)の
感想思えば確かに子供の頃、テレビをつけてチャンネルを回せば、どこかで必ず時代劇が放送されていたものだ。映画の時代からテレビの時代へ、そして時代劇は衰退の一路を進む・・・その様子を検証していくさまは、昭和→平成を生きている自分には、いずれもなんとなくせつない現実であった。最終章のNHK大河ドラマ論も、厳しいながらも適切でうなずける意見が多数。読後感としては、ひさしぶりに、仕事人シリーズなり、水戸黄門が見たくなった。
読了日:06月01日 著者:
春日太一
餃子の王将社長射殺事件の
感想王将の社長が射殺⁉︎当日のニュースを聞いたときには、大きな驚きを覚えたことを記憶している。そして、事件は大きく報道されることもなく、やがて迷宮入り。。。本書を読み、それが企業テロどころかわ、日中、あるいはアジアまで巻き込んだ事件であることを知り、戦慄が走った。思うに、王将の餃子が食べられなくなるのは、非常に困る。そういう意味でも、まずはこの事件の解決を願うばかりである。
読了日:06月05日 著者:
一橋 文哉
女性政治家のリアル (イースト新書)の
感想自分が住んでいる区の選挙で、圧倒的な人気を誇るので、まずは知ってみることからと手にとってみた次第。芸能人時代のイケイケの描写は、あえて避けているのか?それでも動物愛護に子育て問題と、それなりに勉強はしているのだろう。彼女自身の主張はともかくとして、巻末の対談は非常にいい内容で面白かった。世田谷区は、何しろ待機児童問題が熱い。私自身も当事者でもある。彼女の今後の行動に期待したい。
読了日:06月05日 著者:
塩村あやか
Tweet&Shoutの
感想音楽とネットの関係を中心に、政治なども含めて幅広い内容。音楽は、レコードやCDを買う時代から、データを買う時代になり、また、Youtubeや各種SNSによって、ミュージシャンとユーザーが直接つながる時代へと突入した。ビジネスモデルは変わり、また今後さらに急速に変化するだろう。そんななかで「日本では、世界一おいしい水道水がタダで飲めるのに、お金を出してミネラルウオーターを買う人がいる」という言葉には、なるほど~とうなずいてしまった。新しい時代のインデペントに、チャンスはまだ転がっているかもしれない。
読了日:06月08日 著者:
津田大介
勝ち抜く力の
感想白鵬さん、やはりすごいな。本書を読んで感じたのは、若くして横綱になりながらも、心技体の充実に常に邁進していることへの尊敬の念である。65kgにしか満たない中学生が、モンゴルから異国の地へ。そして夢を信じて勝ち得た地位。これからも益々大記録の数々を打ち立てていただきたい。
読了日:06月12日 著者:
白鵬 翔
新・人間コク宝の
感想久しぶりに、このシリーズを手にしたが、いやはや面白すぎる!ていうより、危なすぎる!か。出てくる人、出てくる人、皆が破天荒ではちゃめちゃ。なかでも突出しているのが、ミッキー安川にジェリー藤尾か。知られざる生島ヒロシ伝説も必読。ビートきよし、新沼謙治あたりは、逆に妙に味わい深かった。プロインタビュアー吉田豪の本領があますことなく発揮されている。新刊も出ないかな。
読了日:06月13日 著者:
吉田 豪
2017プロ野球オール写真選手名鑑 (NSK MOOK)の
感想今年も勉強させてもらってます。とにかく見やすい
読了日:06月14日 著者:
真説・長州力 1951‐2015の
感想プロレスラーに関する評伝は、これまでに何冊も手にしたが、間違いなく三本の指に入る傑作。プロレスライターではない田崎氏の作品だけに、丁寧に時間をかけて取材しただろうことがうかがえる。長州も、自身の半生をきちんと語っているように思われる。長州にかかわる様々な人たちに実際に会って取材しているだけに、佐々木健介はともかくとして、マサ斉藤が、それを断ったという事実は、あまりにも残念。
読了日:06月18日 著者:
田崎 健太
競馬なしでは生きられない! (小学館よしもと新書)の
感想一気読み。競馬中継への出演に好感を持ってはいたが、モノホンの競馬愛を感じた。文章も、暑苦しさもなく、意外や読みやすい。馬券術は勉強になった。競馬に救われる人生、そしてこの本のタイトル。他人事とは思えない。
読了日:06月19日 著者:
斉藤 慎二
東京どこに住む? 住所格差と人生格差 (朝日新書)の
感想東京に住んでいるので、何か参考になるかと思って手にしたが、サクッと読めた。西高東低から東高西低への話、あるいは、職住接近、食住接近なんかで、生き返っている町も多いというのは興味深い。ただ、もう少し突っ込んでというか、「東京どこ住む?」というくらいなら、もう少し広いエリアについて言及するべきじゃないかという感が強かった。
読了日:06月19日 著者:
速水健朗
サラリーマン合気道―「流される」から遠くに行けるの
感想自身が出演するNHKの番組そのままに、時代の“トップランナー”として活躍するヤナイさんの仕事術。ゆるく、そして明るく楽しく。ときに自分をしっかりプロデュースしながらも、前向きに取り組むことが大切。そんなことに、あらためて気づかせてもらった。
読了日:06月20日 著者:
箭内 道彦
スポーツジャーナリストで成功する法の
感想久々のハズレ本。どんな内容かと思って楽しみに手に取ったが、基本的に愚痴ばかりの内容。ネガティブな発言ばかりで、最後はどうなるかと思って読んでいったわけだが、正直言って時間の無駄だった。ガッカリ。
読了日:06月20日 著者:
小林 信也
広島カープ 最強のベストナイン (光文社新書)の
感想カープファンではないにもかかわらず、非常に楽しく読めた。さすが二宮さん!カープオールタイムベストナインのショートは、当然ヨシヒコさん!なんども聞いた話だけど、大満足なのはファンゆえか。そんなベストナインだが、あえて現役世代の丸と菊池をぶち込んでいるところが興味深い。というか、読んだら大納得するわけだが。。。
読了日:06月22日 著者:
二宮 清純
プロ野球&メジャーリーグ解説者名鑑 〜ただいま放送席内の音声のみでお送りしていますの
感想いやいや、この本、面白すぎる!一気読みしてしまった。プロ野球中継には欠かせない、解説者の皆様たちの文字通り「名鑑」。それぞれの名文句、解説の特徴、性格など、面白くまとめられている。特徴のとらえ方も大変適切で、著者のプロ野球愛を強く感じる。本作は2013年発行だが、毎年出してもらってもいいくらいの内容だ。
読了日:06月23日 著者:
古矢 徹
幸福な生活 (祥伝社文庫)の
感想短編集。しかも、かなり短めなんで、通勤にはぴったり。百田作品は、意外にも初なんだが、これでよかったのか?人間模様の描き方はさすがだが、締めがマジでワンパターン。びっくり。
読了日:06月23日 著者:
百田 尚樹
逆襲する山里亮太 これからのお笑いをリードする7人の男たちの
感想久しぶりの遠田さんの著書。現代お笑いウォッチャーとしては屈指の実力を誇るだけに、目の付け所にしろ、タイトルにしろ、やられた〜という感じ。山里世代というネーミング、そしてカテゴライズは、たしかに納得できるし、5年先、10年先を考えたら意味深い。山里、若林、井上、村本、又吉、西野と読み応えはあったが、個人的にものすごく好きなナイツの塙については、本人に会ったことすらないなかでの考察というのが、かえすがえす残念。頼むから塙インタビューを実現していただきたい。
読了日:06月25日 著者:
ラリー遠田
千原Brosの
感想千原兄弟がTVBrosにて10年間連載したコラムをまとめたもの。ジュニアの著作は何冊か持っているが、せいじの原稿が読めるのはかなり貴重だ!コラムの節々から滲み出る、せいじの人間力の高さ。そして、息子さんの面白さ加減といったら。。。最高です!
読了日:06月29日 著者:
千原兄弟読書メーター